喪主になる前にできる準備|事前相談・資料請求で決めておくこと

喪主になる前にできる準備を解説する記事のアイキャッチ

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親が年を重ねてきて、『いつか自分が喪主になるのかな。今のうちに何か準備しておいた方がいい?』と考え始めた方も多いはずです。

結論から言うと、喪主の準備は「家族で話す」「書いておく」「葬儀社に聞いておく」の3つに分けると、無理なく進められます。全部そろえなくても、どれか一つ手をつけておくだけで、いざという時の迷いはぐっと減るんです。

この記事を読めば、今のうちにできることと、後回しでいいことの区別がつきます。

目次

喪主の準備は3つに分けると進めやすい

先に結論

喪主の準備は「家族で話しておくこと」「紙やスマホに書いておくこと」「葬儀社に聞いておくこと」に分けられます。順番はどこからでもかまいません。

『縁起でもない話を、元気な親にするのは気が引ける』と感じますよね。そう思うのは自然なことです。

ただ、亡くなった直後は、喪主を決める、葬儀社に連絡する、日取りを決める、と短い時間で決めることが続きます。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)も、葬儀の準備はまず喪主を決めるところから始まると説明しています。

だからこそ、落ち着いているうちに少しずつ準備しておくと、気持ちにも余裕が生まれるんです。

喪主の事前準備を、家族で話す・書いておく・葬儀社に聞いておくの3つに分けたチェックリストの図解
準備の種類主な中身いつやる?
家族で話す誰が喪主になるか、宗派、規模、費用の考え方帰省や集まりの時に少しずつ
書いておく連絡先、お寺の情報、契約書類や口座の場所思い立った時にメモへ
葬儀社に聞いておくプランと見積りの中身、含まれない費用資料請求や事前相談で

準備しておくと、何が変わる?

例えば、宗派やお寺の連絡先が分からないと、葬儀社との打ち合わせで手が止まってしまいます。親族の連絡先が分からないと、知らせが遅れてしまうこともありますよね。

反対に、いくつかの情報がまとまっていれば、喪主は弔問を受けることや、故人を見送ることに気持ちを向けられます。準備は、自分のためでもあるんです。

喪主の役目そのものは 喪主とは?意味と葬儀での役割 で紹介しています。

家族で話しておくこと

先に結論

家族で話しておきたいのは「誰が喪主になるか」「宗教・宗派とお寺」「どのくらいの規模で送るか」「費用をどう持つか」の4つです。一度に全部でなくて大丈夫です。

家族で話すのは、いちばん気が重い準備かもしれません。でも、ここが決まっていると、あとの準備がずっと楽になるんです。

誰が喪主になるか

全互協は、喪主は一般的に故人の配偶者、長男、長女、親、兄弟の順で、故人とのつながりが深い人を選ぶと説明しています。結婚して姓が変わっていても、故人の実の娘であれば喪主になってかまわない、とも書いています。

ただ、喪主は法律で決まった役職ではありません。家族の事情で決めてよいので、『長男だから自分がやらないと』と思い込まなくても大丈夫です。

決め方のくわしい考え方は 喪主の決め方 でまとめています。

宗教・宗派とお寺のこと

全互協は、葬儀は故人や家族の宗旨で営まれ、形式は故人の信仰や遺志、家のしきたりに沿って決めると説明しています。

『うちって何宗だっけ?』と、実は知らない方も多いんですよね。仏壇やお墓のあるお寺を親に聞いておくだけでも、大きな準備になります。

どのくらいの規模で送るか

全互協は、会葬者の数を予測しておくことが大切で、故人の生前の交際範囲と遺族の交際範囲がひとつの目安になると説明しています。

例えば、こんな聞き方なら自然に切り出せます。

「この前、知り合いのお葬式に行ってね。お父さんだったら、どのくらいの人に来てほしい?」

費用をどう持つか

葬儀費用を喪主が払うと法律で決まっているわけではありません。親の預貯金から払うのか、兄弟で分けるのかを、ざっくりでも話しておくと揉めにくくなります。

お金の分け方は 喪主と葬儀費用 でくわしく紹介しています。

本人の希望と、お墓や仏壇を継ぐ人

親が元気なうちだからこそ聞けるのが、本人の希望です。「家族だけで送ってほしい」「このお寺にお願いしたい」など、本人の考えを知っておくと、喪主は迷わずにすみます。

お墓や仏壇を受け継ぐ人(祭祀承継者)について、民法897条は、慣習に従って決まり、亡くなった人の指定があればその人が継ぐとしています。喪主と同じ人になることは多いものの、法律で同じ人と決まっているわけではありません。

『お墓は誰が見ていくの?』という話も、元気なうちなら落ち着いて聞けますよね。相続との関係は 喪主と相続人・祭祀承継者の関係 で紹介しています。

手伝いをお願いできる人

規模によっては、弔問を受けるのに忙しい喪主に代わって、葬儀の進行を取りしきる世話役(世話人)を立てることがあります。全互協は、親戚や友人・知人、勤務先の関係、町内会などで信頼できる人に引き受けてもらうと説明しています。

「その時は、受付をお願いできるかな」と、親しい親戚に軽く話しておくだけでも心強いですよ。

家族で話しておくことのチェック
  • 喪主になる人と、手伝う人
  • 宗教・宗派と、お付き合いのあるお寺
  • 呼びたい人の範囲と、葬儀のだいたいの形
  • 葬儀費用を誰がどう持つか
  • 本人に希望があるか(家族だけで送ってほしい、など)
話がまとまらない時は

全部を一度に決める必要はありません。「お寺の名前だけ教えて」のように、一つずつ聞いていく方が、親も気負わずに答えやすいですよ。

紙やスマホに書いておくこと

先に結論

いざという時に探し回らないよう、連絡先・お寺・書類の場所を1枚にまとめておきます。家族の誰が見ても分かる場所に置くのがポイントです。

亡くなった直後は、『あの人の電話番号はどこ?』『保険証はどこにしまってた?』と探し物が続きがちです。1枚のメモがあるだけで、慌てる場面がずいぶん減るんです。

書いておくこと中身の例使う場面
親族・友人の連絡先知らせてほしい人の名前と電話番号亡くなった直後の連絡、葬儀の案内
お寺の情報お寺の名前、宗派、連絡先葬儀社に伝える、読経の依頼
健康保険の種類国民健康保険・後期高齢者医療・会社の健康保険など葬祭費や埋葬料の申請先を確かめる
契約している会員制度互助会や葬儀社の会員証、契約書の場所葬儀社への最初の連絡
銀行口座取引のある金融機関の名前費用の支払いや相続の手続き
遺影に使いたい写真本人が気に入っている写真の場所葬儀社との打ち合わせ
家族で連絡先やお寺の情報をノートにまとめている手元の様子

お金まわりで知っておきたいこと

親の口座は、亡くなったあと自由に引き出せなくなることがあります。民法には、遺産を分ける前でも一定額まで預貯金を引き出せる「仮払い制度」(民法909条の2)がありますが、引き出せる額の計算は金融機関に確かめる必要があります。

『葬儀の支払いに間に合うかな』と心配な時は、取引のある金融機関の名前だけでも控えておくと、手続きが早く進みます。

全互協は、葬儀費用は相続税の控除の対象になるので、領収書はまとめて保管するよう案内しています。領収書を入れる封筒を、メモと同じ場所に用意しておくのもいい方法です。

葬祭費や埋葬料は、故人が入っていた健康保険によって申請先が変わります。申請先と期限は 喪主が受け取れる葬祭費・埋葬料 にまとめています。

よくある失敗

メモを作っても、置き場所を家族が知らないことです。「冷蔵庫の横の引き出しに入れてあるよ」のように、作ったら置き場所まで共有しておきましょう。

親に書いてもらう時の頼み方

親に書いてもらう時は、葬儀の話として切り出すより、「もしもの時のために連絡先をまとめておきたい」と伝える方が受け入れてもらいやすいです。

「入院した時とかに困らないように、親戚の電話番号だけ書いておいてくれる?」

こうした一言から始めると、自然に準備が進みます。

葬儀社に聞いておくこと

先に結論

資料請求や事前相談で、プランの中身と「含まれない費用」を確かめておくと、いざという時に比べる手間が減ります。資料は家族と一緒に見ておきましょう。

『亡くなる前に葬儀社に連絡するなんて』とためらう方もいますよね。でも、資料を取り寄せて中身を見ておくのは、家族を送る準備のひとつなんです。

全互協は、葬儀の内容をもとに葬儀社と打ち合わせをして、見積書を取り、費用を準備しておくよう案内しています。全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の資料も、見積書に書かれたもの以外に追加料金や立替金がないかを確かめるよう勧めています。

資料請求や事前相談で聞いておくこと
  • 考えている規模に近いプランと、その中身
  • 火葬場に払う料金は含まれているか
  • 安置できる場所と、日数で変わる費用
  • 料理や返礼品は別の手配になるか
  • 夜中や早朝でも電話がつながるか

見積書の見方は、喪主が葬儀社を選ぶ時のポイント で「含まれる・含まれない・人数で変わる」の3つに分けて紹介しています。

親が互助会や会員制度に入っている時

親がすでに冠婚葬祭互助会の積立や、葬儀社の会員制度に入っていることもあります。『そんな契約あったっけ?』と、亡くなってから気づく家も少なくないんです。

会員証や契約書があれば、何がどこまで含まれるかを書面で確かめておきましょう。ほかの窓口の資料と並べて見ておくと、いざという時にどこへ連絡するか決めやすくなります。

事前相談で聞きやすい質問の例

『何を聞けばいいか分からない』という方は、次のような聞き方をそのまま使ってみてください。

「家族と近い親戚だけで送ることを考えています。どのプランが近いですか」

「このプランに入っていない費用は、どんなものがありますか」

「自宅に安置できない時は、どこで預かってもらえますか」

答えを資料にメモしておけば、家族に共有する時も話が早いです。

資料請求できる窓口の向き不向き

ここでは、資料請求と24時間の電話相談ができる2つの窓口を紹介します。どちらが上ということはなく、考えている規模や探し方で向き不向きが変わります。

窓口公式に書かれている主なプラン向いている条件
ソファミ(旧:家族葬のこれから)直葬・火葬式・1日葬・家族葬小さな規模で送ることを考えていて、資料を手元で見比べたい
よりそうお葬式一般葬・家族葬・火葬式規模がまだ決まらず、いくつかの形を並べて考えたい

ソファミ 公式サイト は、直葬・火葬式・1日葬・家族葬のプランがあり、全国の都道府県から葬儀場を探せます。資料請求は無料で、郵送かメールで届き、郵送は「お葬式と分からない封筒」で送ると公式に書かれています。

家族葬や一日葬など小さな規模で考えていて、家族に気をつかわずに資料を取り寄せたい方に向いています。

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葬儀の段取りを、喪主ひとりで抱えずに相談しませんか

ソファミ(旧:家族葬のこれから)は、家族葬や一日葬、火葬式などのプランを案内している葬儀サービスです。資料請求や24時間の電話相談で、喪主として何を決めればよいかを事前に確かめられます。

無料ソファミの公式サイトを見る

対応エリアやプランの内容は公式サイトでご確認ください。

公式には、資料請求の当日と翌日に葬儀を依頼した場合は割引が使えない、という注意書きがあります。事前に準備しておく理由のひとつになりますね。

よりそうお葬式 公式サイト は、一般葬・家族葬・火葬式のプランがあり、約900社のパートナー葬儀社と提携していると公式に書かれています(2026年6月時点・一部地域を除く)。資料請求は無料で、24時間365日の電話相談ができます。

親の交際範囲が広く、一般葬になるか家族葬になるかまだ読めない方に向いています。

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葬儀や法要の進め方を、まとめて相談したい方に

よりそうお葬式は、全国で葬儀プランを案内している葬儀サービスです。家族葬や火葬式の相談に加えて、法要の読経の手配についても案内しています。

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対応エリアやプランの内容は公式サイトでご確認ください。

どちらも、火葬場に払う料金はプランに含まれないと公式に書かれています。申し込む前にはプライバシーポリシーも読んでおきましょう。

資料が届いたら

届いた資料は、この記事の「書いておくこと」のメモと一緒に保管しておくと、いざという時にすぐ取り出せます。家族にも「資料はここにあるよ」と伝えておきましょう。

亡くなった直後の流れも知っておくと安心

先に結論

亡くなってからの流れを大まかに知っておくだけで、当日の不安は小さくなります。死亡届は死亡を知った日から7日以内、火葬は死亡から24時間を過ぎてから、と法律で決まっています。

『その時になったら、何から手をつければいいの?』という不安もありますよね。流れを先に知っておくと、少し落ち着いて動けます。

時期主な出来事喪主がすること
亡くなった直後葬儀社へ連絡し、安置する葬儀社とお寺に連絡、親族に知らせる
その日のうち打ち合わせ喪主・日取り・規模を決め、見積りを受け取る
7日以内死亡届の提出葬儀社が代行することも多いので確かめる
通夜・葬儀通夜、葬儀・告別式、出棺、火葬弔問を受け、挨拶をする
葬儀のあと請求書の確認、お礼、手続き見積書と照らし合わせ、お世話になった方へお礼

死亡届は、戸籍法で死亡の事実を知った日から7日以内に出すと決まっています。届出をする人は同居の親族などと決まっていて、喪主と決まっているわけではありません。

火葬は、墓地埋葬法で死亡後24時間を経過した後でなければ行えないとされています。日取りは、お寺や火葬場の都合、遠方の親族が着く時間などを考えて決めます。

亡くなった時に最初にすること
  1. 準備しておいたメモを取り出す
  2. 葬儀社に連絡して、迎えと安置をお願いする
  3. 菩提寺がある時は、お寺にも連絡する
  4. 近い親族に知らせる
  5. 葬儀社と打ち合わせをして、見積りを受け取る
亡くなった時に喪主が最初にすることを順番に並べた図解

親と離れて暮らしている時の準備

親と離れて暮らしていると、『亡くなった時にすぐ駆けつけられるかな』と不安になりますよね。そんな時こそ、事前の準備が役に立ちます。

離れて暮らす時に準備しておくと助かること
  • 親の住む地域で相談できる葬儀社の資料
  • 近くに住む親戚や知人の連絡先
  • お寺の連絡先と、日取りの相談先
  • 親の家の近くで安置できる場所の情報
準備がないと困りやすいこと
  • 到着するまで誰にも連絡できない
  • 地元のしきたりが分からない
  • 移動中に葬儀社を探すことになる

親の住む地域で資料を取り寄せておけば、移動しながらでも電話で話を進められます。近くの親戚に「何かあったら最初に連絡をもらえる?」と頼んでおくのも安心です。

当日の動き方は、はじめての喪主 でも順番に紹介しています。

よくある相談:喪主になる前に気になること

この章の要点

知恵袋などでよく見るのは「喪主の妻は何をすればいいか」「挨拶は紙を見ながらでもいいか」「会場・予算・参列者のリストはどこまで準備するか」という相談です。

夫が喪主になりそう。喪主の妻は何を準備すればいい?

喪主の妻に、決まった役割があるわけではありません。喪主が弔問を受けているあいだ、親族への連絡や控え室の準備など、手が回らないところを支える形が多いです。

『義理の家の葬儀で、出しゃばっていいのか分からない』と迷いますよね。そんな時は、夫や義理の家族に「何を手伝えばいい?」と先に聞いておくと安心です。

喪主の家族の立場については、喪主の家族の立場 でくわしく紹介しています。

喪主の挨拶は、紙に書いたものを読んでもいい?

メモを見ながら話してもかまいません。全葬連も、遺族代表の挨拶は簡単なもので十分で、手短にまとめればよいと説明しています。

準備するなら、集まってくれたお礼、故人との思い出を一言、今後のお願い、くらいで十分です。例文は 喪主の挨拶 にまとめています。

会場・予算・参列者のリストは、どこまで準備しておく?

すべてを決めておく必要はありません。まずは「知らせてほしい人の連絡先」と「考えている規模」だけでも十分です。

会場や予算は、葬儀社の資料を見ながら家族で話すと、具体的に考えやすくなります。

優先して準備したいもの
  • 知らせてほしい人の連絡先
  • 宗派とお寺の連絡先
  • 考えている葬儀の形と、だいたいの人数
  • 資料請求した葬儀社の資料

よくある質問

喪主の準備はいつから始めればいいですか?

決まった時期はありません。親が元気なうちに、連絡先のメモや資料請求など、できることから少しずつ始めると負担が少なくなります。

事前に葬儀社へ相談するのは失礼ですか?

失礼ではありません。資料を取り寄せて中身を見ておくと、いざという時に比べる手間が減ります。

喪主は長男がしなければいけませんか?

決まりはありません。全互協は配偶者、長男、長女、親、兄弟の順を一般的な目安として紹介していますが、家族の事情で決めてかまいません。

喪主の準備で、最初の一つは何がいいですか?

知らせてほしい人の連絡先と、お寺の情報をメモにまとめることです。この2つがあれば、亡くなった直後の連絡がずっと楽になります。

親が嫌がって準備の話ができません。どうすればいいですか?

葬儀の話から入らず、「もしもの時のために連絡先をまとめたい」と伝えるなど、できるところから始めてみてください。資料請求は家族だけで進めることもできます。

まとめ

この記事の要点
  • 喪主の準備は「家族で話す・書いておく・葬儀社に聞いておく」の3つに分ける
  • 家族では、喪主・宗派とお寺・規模・費用の考え方を少しずつ話す
  • 連絡先・お寺・書類の場所を1枚にまとめ、置き場所を共有する
  • 資料請求で、プランの中身と含まれない費用を確かめておく
  • 死亡届は7日以内、火葬は24時間経過後。流れを知っておくと慌てない
喪主ドットコム

喪主ドットコム 編集部

喪主の意味や決め方、葬儀の流れと当日の役割、挨拶やお礼、費用と公的な給付、法事の施主の準備までを、急に喪主を務めることになった方にも分かるように整理している情報サイトです。 公式サイト

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