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一周忌が終わってひと息ついたころ、『次の三回忌は、また喪主の自分が仕切るの?』と気になり始める方も多いはずです。
結論から言うと、三回忌の喪主(法事では施主と呼ぶことが多い役)は、葬儀の喪主がそのまま務めることが多いものの、決まりではありません。
この記事では、年忌法要の数え方と、回を重ねるごとに規模をどう整えていくかを、表で確かめられるようにしました。
三回忌の喪主は誰?施主と呼ばれる理由
三回忌の主催者は、葬儀の喪主が引き続き務めるのが一般的です。ただ、家族の事情で別の人に引き継いでもかまいません。
葬儀の時は「喪主」、法事では「施主」と呼ばれることが多いですよね。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、施主を「法事または葬儀などを行う責任者」と説明しています。
つまり、三回忌の喪主を探している方が知りたいのは、法事の施主のことなんです。呼び方の違いは 喪主と施主の違い でくわしく紹介しています。
『葬儀で喪主をしたから、ずっと自分がやるもの?』と思うかもしれません。実は、喪主は法律で決まった役職ではないので、法事の施主も家族で決めてよいんです。
| よくある形 | こんな時に多い |
|---|---|
| 葬儀の喪主がそのまま施主を続ける | 故人の配偶者や同居の子が喪主だった時 |
| 喪主だった親から子へ引き継ぐ | 喪主の配偶者が高齢になってきた時 |
| 近くに住む兄弟が施主になる | 喪主が遠方で準備が難しい時 |
| 兄弟で費用と準備を分ける | 一人に負担を寄せたくない時 |
引き継ぐ時のひと言
例えば、高齢の母が喪主だった場合、こんな言い方で切り出すと自然です。
「三回忌の準備は、今回から私がやろうか。お母さんは当日いてくれれば大丈夫だよ」
引き継ぐ時は、お寺への連絡先や前回の案内状の控えを受け取っておくと、準備がぐっと楽になります。
喪主という役目そのものの意味は、喪主とは?意味と葬儀での役割 で紹介しています。
施主を引き継ぐ時に受け取っておきたいもの
『引き継ぐと言っても、何をもらえばいいの?』と迷いますよね。前の施主の手元にあるものを、まとめて受け取っておくのがいちばんの近道です。
- お寺の連絡先と、前回お願いした時のやり取りのメモ
- 一周忌などで案内を出した人の名簿
- 返礼品を頼んだお店の控え
- 祥月命日と、これまでの法要の日付
- お墓の場所と管理の連絡先
全部そろわなくても大丈夫です。分からないところは、お寺に「前回はどうしていましたか」と聞けば教えてもらえることが多いですよ。
年忌法要の数え方:3回忌は亡くなって2年目
一周忌だけは満1年で数え、三回忌からは亡くなった年を入れて数えます。だから3回忌は2年目、7回忌は6年目、13回忌は12年目です。
ここで迷う方がとても多いんです。『三回忌って3年目じゃないの?』という疑問ですよね。
全互協の説明では、年忌法要は死亡当日を入れて数え年で数えます。亡くなった翌年の命日が一周忌で、その翌年、つまり2年目が三回忌になるんです。

| 法要 | 亡くなってから | 覚え方 |
|---|---|---|
| 一周忌 | 満1年(翌年の祥月命日) | ここだけ満年数で数える |
| 三回忌 | 2年目 | 回忌の数から1を引く |
| 七回忌 | 6年目 | 回忌の数から1を引く |
| 十三回忌 | 12年目 | 回忌の数から1を引く |
| 十七回忌 | 16年目 | 回忌の数から1を引く |
| 二十三回忌 | 22年目 | 回忌の数から1を引く |
| 三十三回忌 | 32年目 | 弔い上げにする家も多い |
故人が亡くなった月を「祥月(しょうつき)」、同じ月日を「祥月命日」と呼びます。一周忌はこの祥月命日に営むのが基本とされています。
数え間違えないためのコツ
一周忌の翌年に、すぐ三回忌が来ます。『一周忌が終わったばかりなのに、もう次?』と驚く方も多いんですよね。
数え間違いを防ぐには、葬儀の年を「1年目」と書き出してしまうのがいちばん確実です。そこから数えて2年目が三回忌、6年目が七回忌、12年目が十三回忌になります。
家族で共有するなら、こんな一言をグループに残しておくと便利です。
「父の三回忌は来年の祥月命日のころ。日程は春までにお寺と相談しようね」
全互協によると、地域の習慣で違いはあるものの、三十三回忌か五十回忌で「弔い上げ」として一人の故人の法事を区切ることが多いそうです。その後は「先祖代々」として供養していく形になります。
回を重ねるごとに規模はどう変わる?
全互協は、とくに三回忌までの法要が大事とされると説明しています。七回忌以降は、家族や近い親族だけの小さな形にしていく家が多くなります。
『どこまで声をかければいいんだろう』と悩むのは、施主ならではですよね。ここでは、回ごとに規模をどう整えるかの目安を表にしてみました。
| 法要 | 招く範囲の目安 | 喪家の服装 | 会食 |
|---|---|---|---|
| 三回忌 | 親族と、故人と親しかった友人まで | 喪服 | 設ける家が多い |
| 七回忌 | 家族と近い親族 | 地味めの平服でよい | 家族の考えで決める |
| 十三回忌 | 家族中心 | 地味めの平服でよい | 省く家もある |
| 十七回忌以降 | 家族だけ、または合同で | 地味めの平服でよい | 家族の考えで決める |
服装は、全互協が「遺族は三回忌までは喪服、三回忌以降の法要は地味めの平服がよい」としています。この表はその考え方に沿った目安で、地域や家の考え方で違います。

規模を小さくする時の伝え方
『前回より呼ぶ人を減らすと、失礼にならない?』と心配になりますよね。そんな時は、案内の段階でひと言添えておくと角が立ちにくいです。
「七回忌は家族だけで静かに営むことにしました。お気持ちだけありがたく頂戴します」
親族の年長者には、案内を出す前に電話で相談しておくと安心です。
規模を小さくしたことを、前回招いた親族に伝えないままにしてしまうことです。「今回は案内が来なかった」と気にされないよう、招かない方にも近況を伝えるはがきや電話を一本入れておくと、気持ちよく区切れます。
三回忌・七回忌の準備は何から?施主の段取り
準備は「日程と場所を決める、お寺に相談する、案内を出す、返礼品とお布施を用意する」の順です。案内は一か月ぐらい前が目安です。
施主の準備は、葬儀の時ほど慌ただしくありません。ただ、お寺の予定は早く埋まることもあるので、余裕を持って動き出したいところです。
- 家族で日程の候補と、招く範囲を話す
- 菩提寺(お付き合いのあるお寺)に日程と場所を相談する
- 会場と会食の有無を決める
- 一か月ぐらい前に案内を出す
- 返礼品とお布施、御車代・御膳料を用意する
日程について、全互協は亡くなった当日がよいとしつつ、難しい時は当日より前で、参列者の都合がつきやすい日にすると説明しています。関西では逮夜(前日)を大事にする、という記載もあります。
場所は自宅のほか、お寺、斎場やホテルなども使われます。
お布施まわりで迷いやすいこと
お布施は白い無地の封筒に入れ、表書きは「御布施」とします。お寺以外の場所に来ていただいた時は「御車代」、僧侶が会食を辞退された時は「御膳料」を別に包むのが一般的です。
施主の挨拶は短くて大丈夫です
『挨拶って何を話せばいいの?』と構えてしまう方もいるかもしれません。年忌法要の挨拶は、葬儀の時よりずっと短くてかまわないんです。
入れたいのは、集まってもらったお礼、故人をしのぶ一言、会食の案内くらいです。例えばこんな言い方です。
「本日はお忙しいところ、父の三回忌にお集まりいただきありがとうございます。ささやかですが席を用意しましたので、父の思い出話でもしながらお過ごしください」
七回忌や十三回忌のように家族だけで営む時は、立って話さず、座ったままひと言添えるだけの家もあります。
- お寺に法要の日時と場所を伝えたか
- 塔婆を立てるかどうか、本数をお寺に申し込んだか
- 案内を出した人の出欠をまとめたか
- 返礼品の数は出席者に合っているか
- 施主の挨拶を一言だけ考えておいたか
法事全体の流れは 法事の喪主は誰?施主の役割と法要の準備、一周忌の段取りは 一周忌の喪主(施主) にまとめています。
法要の相談先を決めておくと楽です
菩提寺がある家は、まずお寺に相談します。お付き合いのあるお寺がない時は、法要の読経をお願いできる窓口を探しておくと安心です。
『そもそも、うちには決まったお寺がない』という方もいらっしゃいますよね。葬儀の時は葬儀社に僧侶を紹介してもらった、という家も少なくありません。
そんな時は、法要の相談ができる窓口を早めに見つけておくと、日程の調整で慌てずにすみます。
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よくある相談:三回忌・七回忌・十三回忌の悩み
知恵袋などでよく見るのは「法事をいつで終わりにするか」「服装は喪服でないとだめか」「急に十三回忌の連絡が来た」という相談です。
3回忌の席で「7回忌で法事は終わり」と言われた
葬儀の喪主だった兄弟から、こう告げられて戸惑う方もいます。『そんなに早く区切っていいの?』と思いますよね。
実は、いつで法事を区切るかに決まりはありません。弔い上げは三十三回忌や五十回忌が多い、と全互協は紹介していますが、家の事情で早める家もあります。
気になる時は、「七回忌のあとも、命日にお参りだけは続けたいな」と自分の希望を伝えてみてください。法事を営むかどうかと、供養を続けるかどうかは、別々に考えられます。
身内だけで自宅で行う3回忌。喪服でなくてもいい?
全互協は、遺族は三回忌までは喪服を着るとしています。ただ、家族だけの小さな法要では、施主が「平服で来てね」と決めて伝える家もあります。
迷った時は、施主の側が先に服装を決めて伝えてあげると、参列する家族も助かります。
「今回は家族だけだから、黒っぽい服装で大丈夫だよ」
13回忌の案内が一か月前に届いた。急すぎる?
全互協は、法要に招く人には一か月ぐらい前に案内すると説明しています。一か月前の連絡は、ごく一般的な時期なんです。
十三回忌のように年数があくと、うっかり忘れてしまうこともありますよね。施主の側は、手帳やスマホに祥月命日を入れておくと安心です。
長い年数がたつと、葬儀の喪主から次の世代へ施主が変わっていることも多いです。前回の案内先の控えが見つからない時は、親族の年長者に招く範囲を聞いてみてください。
よくある質問
三回忌の喪主は葬儀の喪主と同じ人でないといけませんか?
決まりはありません。葬儀の喪主が続けることが多いですが、子や兄弟に引き継いでもかまいません。
三回忌は亡くなってから何年目ですか?
2年目です。一周忌だけ満1年で数え、三回忌からは亡くなった年を入れて数えるので、回忌の数から1を引いた年数になります。
7回忌の喪主(施主)は何を準備しますか?
日程と場所を決め、お寺に相談し、案内を出し、返礼品とお布施を用意します。家族と近い親族だけの小さな形にする家も多いです。
13回忌の喪主の服装はどうすればいいですか?
全互協は、三回忌以降の法要は地味めの平服でよいとしています。地域の習わしが気になる時は、親族の年長者に聞いてみてください。
法要の日を命日ぴったりにできない時はどうしますか?
全互協は、命日に営めない時は当日より前で、参列者の都合がつきやすい日にすると説明しています。週末に寄せる家もあるので、お寺と相談して決めてみてください。
まとめ
- 三回忌の喪主(施主)は葬儀の喪主が続けることが多いが、決まりではない
- 三回忌は2年目、七回忌は6年目、十三回忌は12年目
- とくに三回忌までが大事とされ、七回忌以降は小さな形にする家が多い
- 案内は一か月ぐらい前、お寺には早めに日程を相談する
- お寺とのお付き合いがない時は、法要の相談先を早めに見つけておく





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