三回忌・七回忌・十三回忌の喪主(施主)|年忌法要の数え方と規模

三回忌・七回忌・十三回忌の喪主(施主)を解説する記事のアイキャッチ

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一周忌が終わってひと息ついたころ、『次の三回忌は、また喪主の自分が仕切るの?』と気になり始める方も多いはずです。

結論から言うと、三回忌の喪主(法事では施主と呼ぶことが多い役)は、葬儀の喪主がそのまま務めることが多いものの、決まりではありません。

この記事では、年忌法要の数え方と、回を重ねるごとに規模をどう整えていくかを、表で確かめられるようにしました。

目次

三回忌の喪主は誰?施主と呼ばれる理由

先に結論

三回忌の主催者は、葬儀の喪主が引き続き務めるのが一般的です。ただ、家族の事情で別の人に引き継いでもかまいません。

葬儀の時は「喪主」、法事では「施主」と呼ばれることが多いですよね。全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)は、施主を「法事または葬儀などを行う責任者」と説明しています。

つまり、三回忌の喪主を探している方が知りたいのは、法事の施主のことなんです。呼び方の違いは 喪主と施主の違い でくわしく紹介しています。

『葬儀で喪主をしたから、ずっと自分がやるもの?』と思うかもしれません。実は、喪主は法律で決まった役職ではないので、法事の施主も家族で決めてよいんです。

よくある形こんな時に多い
葬儀の喪主がそのまま施主を続ける故人の配偶者や同居の子が喪主だった時
喪主だった親から子へ引き継ぐ喪主の配偶者が高齢になってきた時
近くに住む兄弟が施主になる喪主が遠方で準備が難しい時
兄弟で費用と準備を分ける一人に負担を寄せたくない時

引き継ぐ時のひと言

例えば、高齢の母が喪主だった場合、こんな言い方で切り出すと自然です。

「三回忌の準備は、今回から私がやろうか。お母さんは当日いてくれれば大丈夫だよ」

引き継ぐ時は、お寺への連絡先や前回の案内状の控えを受け取っておくと、準備がぐっと楽になります。

喪主という役目そのものの意味は、喪主とは?意味と葬儀での役割 で紹介しています。

施主を引き継ぐ時に受け取っておきたいもの

『引き継ぐと言っても、何をもらえばいいの?』と迷いますよね。前の施主の手元にあるものを、まとめて受け取っておくのがいちばんの近道です。

引き継ぎで受け取るもの
  • お寺の連絡先と、前回お願いした時のやり取りのメモ
  • 一周忌などで案内を出した人の名簿
  • 返礼品を頼んだお店の控え
  • 祥月命日と、これまでの法要の日付
  • お墓の場所と管理の連絡先

全部そろわなくても大丈夫です。分からないところは、お寺に「前回はどうしていましたか」と聞けば教えてもらえることが多いですよ。

年忌法要の数え方:3回忌は亡くなって2年目

先に結論

一周忌だけは満1年で数え、三回忌からは亡くなった年を入れて数えます。だから3回忌は2年目、7回忌は6年目、13回忌は12年目です。

ここで迷う方がとても多いんです。『三回忌って3年目じゃないの?』という疑問ですよね。

全互協の説明では、年忌法要は死亡当日を入れて数え年で数えます。亡くなった翌年の命日が一周忌で、その翌年、つまり2年目が三回忌になるんです。

一周忌・三回忌・七回忌・十三回忌が、亡くなってから何年目にあたるかを並べた早見の図解
法要亡くなってから覚え方
一周忌満1年(翌年の祥月命日)ここだけ満年数で数える
三回忌2年目回忌の数から1を引く
七回忌6年目回忌の数から1を引く
十三回忌12年目回忌の数から1を引く
十七回忌16年目回忌の数から1を引く
二十三回忌22年目回忌の数から1を引く
三十三回忌32年目弔い上げにする家も多い

故人が亡くなった月を「祥月(しょうつき)」、同じ月日を「祥月命日」と呼びます。一周忌はこの祥月命日に営むのが基本とされています。

数え間違えないためのコツ

一周忌の翌年に、すぐ三回忌が来ます。『一周忌が終わったばかりなのに、もう次?』と驚く方も多いんですよね。

数え間違いを防ぐには、葬儀の年を「1年目」と書き出してしまうのがいちばん確実です。そこから数えて2年目が三回忌、6年目が七回忌、12年目が十三回忌になります。

家族で共有するなら、こんな一言をグループに残しておくと便利です。

「父の三回忌は来年の祥月命日のころ。日程は春までにお寺と相談しようね」

弔い上げとは

全互協によると、地域の習慣で違いはあるものの、三十三回忌か五十回忌で「弔い上げ」として一人の故人の法事を区切ることが多いそうです。その後は「先祖代々」として供養していく形になります。

回を重ねるごとに規模はどう変わる?

先に結論

全互協は、とくに三回忌までの法要が大事とされると説明しています。七回忌以降は、家族や近い親族だけの小さな形にしていく家が多くなります。

『どこまで声をかければいいんだろう』と悩むのは、施主ならではですよね。ここでは、回ごとに規模をどう整えるかの目安を表にしてみました。

法要招く範囲の目安喪家の服装会食
三回忌親族と、故人と親しかった友人まで喪服設ける家が多い
七回忌家族と近い親族地味めの平服でよい家族の考えで決める
十三回忌家族中心地味めの平服でよい省く家もある
十七回忌以降家族だけ、または合同で地味めの平服でよい家族の考えで決める

服装は、全互協が「遺族は三回忌までは喪服、三回忌以降の法要は地味めの平服がよい」としています。この表はその考え方に沿った目安で、地域や家の考え方で違います。

三回忌から十三回忌へ、招く範囲を少しずつ小さくしていく目安を示した図解

規模を小さくする時の伝え方

『前回より呼ぶ人を減らすと、失礼にならない?』と心配になりますよね。そんな時は、案内の段階でひと言添えておくと角が立ちにくいです。

「七回忌は家族だけで静かに営むことにしました。お気持ちだけありがたく頂戴します」

親族の年長者には、案内を出す前に電話で相談しておくと安心です。

よくある行き違い

規模を小さくしたことを、前回招いた親族に伝えないままにしてしまうことです。「今回は案内が来なかった」と気にされないよう、招かない方にも近況を伝えるはがきや電話を一本入れておくと、気持ちよく区切れます。

三回忌・七回忌の準備は何から?施主の段取り

先に結論

準備は「日程と場所を決める、お寺に相談する、案内を出す、返礼品とお布施を用意する」の順です。案内は一か月ぐらい前が目安です。

施主の準備は、葬儀の時ほど慌ただしくありません。ただ、お寺の予定は早く埋まることもあるので、余裕を持って動き出したいところです。

三回忌・7回忌の喪主(施主)の準備
  1. 家族で日程の候補と、招く範囲を話す
  2. 菩提寺(お付き合いのあるお寺)に日程と場所を相談する
  3. 会場と会食の有無を決める
  4. 一か月ぐらい前に案内を出す
  5. 返礼品とお布施、御車代・御膳料を用意する

日程について、全互協は亡くなった当日がよいとしつつ、難しい時は当日より前で、参列者の都合がつきやすい日にすると説明しています。関西では逮夜(前日)を大事にする、という記載もあります。

場所は自宅のほか、お寺、斎場やホテルなども使われます。

お布施まわりで迷いやすいこと

お布施は白い無地の封筒に入れ、表書きは「御布施」とします。お寺以外の場所に来ていただいた時は「御車代」、僧侶が会食を辞退された時は「御膳料」を別に包むのが一般的です。

施主の挨拶は短くて大丈夫です

『挨拶って何を話せばいいの?』と構えてしまう方もいるかもしれません。年忌法要の挨拶は、葬儀の時よりずっと短くてかまわないんです。

入れたいのは、集まってもらったお礼、故人をしのぶ一言、会食の案内くらいです。例えばこんな言い方です。

「本日はお忙しいところ、父の三回忌にお集まりいただきありがとうございます。ささやかですが席を用意しましたので、父の思い出話でもしながらお過ごしください」

七回忌や十三回忌のように家族だけで営む時は、立って話さず、座ったままひと言添えるだけの家もあります。

当日までに確かめておきたいこと
  • お寺に法要の日時と場所を伝えたか
  • 塔婆を立てるかどうか、本数をお寺に申し込んだか
  • 案内を出した人の出欠をまとめたか
  • 返礼品の数は出席者に合っているか
  • 施主の挨拶を一言だけ考えておいたか

法事全体の流れは 法事の喪主は誰?施主の役割と法要の準備、一周忌の段取りは 一周忌の喪主(施主) にまとめています。

法要の相談先を決めておくと楽です

先に結論

菩提寺がある家は、まずお寺に相談します。お付き合いのあるお寺がない時は、法要の読経をお願いできる窓口を探しておくと安心です。

『そもそも、うちには決まったお寺がない』という方もいらっしゃいますよね。葬儀の時は葬儀社に僧侶を紹介してもらった、という家も少なくありません。

そんな時は、法要の相談ができる窓口を早めに見つけておくと、日程の調整で慌てずにすみます。

よりそうお葬式を運営する会社は、「よりそうお坊さん便」という名前で、初七日からの法要の読経手配を案内しています。お寺とのお付き合いがない家で、法要の相談先をまず知っておきたい方に向いています。

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宗派や地域の作法で迷うところは、依頼する前に確かめておきましょう。

よくある相談:三回忌・七回忌・十三回忌の悩み

この章の要点

知恵袋などでよく見るのは「法事をいつで終わりにするか」「服装は喪服でないとだめか」「急に十三回忌の連絡が来た」という相談です。

3回忌の席で「7回忌で法事は終わり」と言われた

葬儀の喪主だった兄弟から、こう告げられて戸惑う方もいます。『そんなに早く区切っていいの?』と思いますよね。

実は、いつで法事を区切るかに決まりはありません。弔い上げは三十三回忌や五十回忌が多い、と全互協は紹介していますが、家の事情で早める家もあります。

気になる時は、「七回忌のあとも、命日にお参りだけは続けたいな」と自分の希望を伝えてみてください。法事を営むかどうかと、供養を続けるかどうかは、別々に考えられます。

身内だけで自宅で行う3回忌。喪服でなくてもいい?

全互協は、遺族は三回忌までは喪服を着るとしています。ただ、家族だけの小さな法要では、施主が「平服で来てね」と決めて伝える家もあります。

迷った時は、施主の側が先に服装を決めて伝えてあげると、参列する家族も助かります。

「今回は家族だけだから、黒っぽい服装で大丈夫だよ」

13回忌の案内が一か月前に届いた。急すぎる?

全互協は、法要に招く人には一か月ぐらい前に案内すると説明しています。一か月前の連絡は、ごく一般的な時期なんです。

十三回忌のように年数があくと、うっかり忘れてしまうこともありますよね。施主の側は、手帳やスマホに祥月命日を入れておくと安心です。

13回忌の喪主を任された時

長い年数がたつと、葬儀の喪主から次の世代へ施主が変わっていることも多いです。前回の案内先の控えが見つからない時は、親族の年長者に招く範囲を聞いてみてください。

よくある質問

三回忌の喪主は葬儀の喪主と同じ人でないといけませんか?

決まりはありません。葬儀の喪主が続けることが多いですが、子や兄弟に引き継いでもかまいません。

三回忌は亡くなってから何年目ですか?

2年目です。一周忌だけ満1年で数え、三回忌からは亡くなった年を入れて数えるので、回忌の数から1を引いた年数になります。

7回忌の喪主(施主)は何を準備しますか?

日程と場所を決め、お寺に相談し、案内を出し、返礼品とお布施を用意します。家族と近い親族だけの小さな形にする家も多いです。

13回忌の喪主の服装はどうすればいいですか?

全互協は、三回忌以降の法要は地味めの平服でよいとしています。地域の習わしが気になる時は、親族の年長者に聞いてみてください。

法要の日を命日ぴったりにできない時はどうしますか?

全互協は、命日に営めない時は当日より前で、参列者の都合がつきやすい日にすると説明しています。週末に寄せる家もあるので、お寺と相談して決めてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 三回忌の喪主(施主)は葬儀の喪主が続けることが多いが、決まりではない
  • 三回忌は2年目、七回忌は6年目、十三回忌は12年目
  • とくに三回忌までが大事とされ、七回忌以降は小さな形にする家が多い
  • 案内は一か月ぐらい前、お寺には早めに日程を相談する
  • お寺とのお付き合いがない時は、法要の相談先を早めに見つけておく
喪主ドットコム

喪主ドットコム 編集部

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